chiakiのスピリチュアル日記

しっかりスピリチュアルではないけども、日頃のスピやカード占いなど、ゆる〜く発信します。

Full moon

狭く暗い部屋に閉じ込められ

出口を探してもがいていた

出口だと思って扉を開いても

また別の扉が何重にも私を閉じ込める

扉を開いて進めば進むほど

蜘蛛の巣の張った部屋に

淀んだ空気の部屋に

絡め取られていくばかり

 

ふと、右上を見上げる

そこには天窓がわずかな光を宿している

そちらに歩を進め、窓を開く

 

そこは巨大な満月に照らされた夜の世界

「やぁい、騙されたぁ」と

二人の女の子が風車を持って波止場を駆け抜ける

それは夜に遊ぶ妖精たちのよう

 

少し怖い私

けれど月はとても美しく輝き、

静けさの中で私を包み込む

 

私が閉じ込められていたのは古い大きな和船と気づく

障子は破れ、中は散らかり埃まみれで

もうそこからは出なくてはならなかったのだ

 

暗いけれど清涼な空気の下にたたずみ

私は古い世界にさようならを告げる

 

夜が明けるまでまだ少し時間がある

それまでこの夜の中で妖精たちと一緒に過ごそう・・・

 

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空へ

わずかな風と心震わす音楽

もう準備はできている

白く大きな翼を広げ

この固く重いコンクリートの箱から

飛び立つ日を待っている

 

選び抜いた必要な物だけを腕に抱き

必要のないものは決断の剣で糸を切り

ここに置いていく

 

外の世界に新しい風が吹き荒れている

その中をすり抜け舞うのは

難しいことも傷つくこともあるかもしれない

けれどあえてそれを選ぶ

 

輝く光を目ざしてはばたきたい

そのための強い心も強い翼も

もう手に入れてきたように思う

 

私の翼よ 私の自由をその身に抱いて

広い世界へ 明るい光に包まれた空へ

私の願いと共に連れていってほしい

私の自由をその羽根の一枚一枚に抱かせて

空へと...

 

新しい朝

新しい朝

 

美しきオーロラの世界の旅

私が子供であった時からさすらい

いつの間にかさすらっていたことさえ忘れていた旅

夜は明けてオーロラは黄金の太陽の光に変わり

新しい朝を招き入れるように

一陣の風が吹き抜ける

私は朝のルーティンを行いながら

光と風をその身に受け止め、受け入れる

朝の祈りとともに

世界の全てに「おはよう」と告げる

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11年ぶりくらいの詩です。11年前くらいに一作書いただけだから、実質高校を卒業して以来かも知れないです。これは一気に書き上げました。そうできる作品がたまにありますが、大抵はああでもない、こうでもないと推敲しまくりです。高校一年くらいの時に一気に書き上げた作品は、自分でもびっくりするようなできばえでした。どこかに残っているかしら・・・? もし見つかって、アップできるくらいのできばえなら、アップしますね。大分先になると思いますが・・・。

学生の頃、詩集はハイネやヘッセを読んでいました。だから、私の書く詩はちょっと翻訳っぽいかも知れないですね。